J-COSMOでの連載開始した「感じる心エコー」からの紹介です。
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そして、J-COSMOの「感じる心エコー」のNoteの冒頭の部分だけ、今日は紹介させていただきます。
”さて、いきなりタイトルからして、何なんだ!と思われたかもしれません。しかし、自分の臨床経験から、そして、実際の心エコーの読影に一番重要だと思う要素を言語化しています。心エコーはなんといっても、“感じる”ことが一番大切です。感受性を豊かにして、自分が何を理解して、何をみているのか?これを問われているものです。是非皆さんにもそのような感覚を得ていただきたいという想いを込めて、今回の連載を開始してゆきます。
では少し本題を始める前に、皆さんは自分の患者さんに心エコーを自分で実施したことがありますか?そもそも論ですが、心エコーはいくら教科書を読んでも、実践していないとその有効性と限界性はわかりません。心エコーは全てがわかる完璧な検査ではないです。だからこそ、臨床の情報、一つの画面から得られる情報から多くを感じ取れる努力が必要です。これには失敗もたくさん経験します。悩みもたくさんでるでしょう。数多く検査を実施し、それに対して自分が感じるところがあればそれを学習すると、より大きな実りを返してくれるはずです。
身体診察にかなり似ているところがありますが、今の時代心エコーの方が学びやすいはずです。もちろん、一つ一つの用語や、所見を覚えることも大切です。しかし、それ以上に、その見えているものが何なのか?ということを探求しようとするその“心”の方が大切であるということを理解してもらい、心エコーの深淵なる世界を垣間見てもらいたいと思います。”