割引率とPhysical activity

Delay Discount Rate Moderates a Physical Activity Intervention Testing Immediate Rewards

こちらはArizona State Universityの研究ですが、結構デザインはよくあるBHの研究に似ています。

この論文ではFactorial デザインでRewardとGoal setting の効果を検証しています

面白いのは

KRISN. KIRBY らが作成した Monetary Choice Questionnaire(MCQ)を使用していることがあります。

経済学的な割引率の計算ですね。

この元論文を読んでいただいてもいいのですが、

Automating Scoring of Delay Discounting for the 21-and 27-Item Monetary Choice Questionnaires

University of KansasのKaplanらがこのMCQの自動計算Excelを作成されていて、ここの方が計算方法は非常に明確でわかりやすいかもしれません。

いくつかこのような質問紙の解析方法はあるかと思うのですが、Logit modelでTrueパラメーターを推定するという手法もあったりして興味深いかと思います。

(このエクセルで基本としているのは、Geomeanです)

Consistency scoresが75%を切ってると注意ということです。(このあたりのアンケートの回答手法は三浦先生方のものをさらに勉強すると面白いと思います。)

少しそれましたが、元々の研究としてはsmall immediate rewardsが有効性が高かったことは当然として、割引率が高い人はさらにPhysical activityの増加が悪かったのもわかりやすい結果ではないかと思います(一部の結果はかなりマニアックですが)