これを記載している3月10日現在、日本でもコロナが大変だったと思いますが、米国でもかなり緊張状態が始まっております。
①まず娘の小学校休校とりあえず1日
②大学からのオフィシャルな旅行・出張を4月17日まで停止
③プライベートの旅行も極力控えないと、検疫を受ける必要があるかも
という状況です。
部屋で咳をしようものなら、コロナ?という話題が当然でます。
日本にいるときにはまだそこまで敏感になってなかったのですが、Twitterから合間みえる限り日本もこのような状況かもしれませんね。
ということでできればあまり移動もしたくない、ミーティングも遠隔でできるこの時代、突然リモートワークが最盛期になる予感です
目次
リモートワークの事始め
本日は在宅で仕事を実践しております。
あくまで研究でこちらにいるので、当然これはそこまで珍しくないかもしれません。
ただ、臨床をしているスタッフの循環器内科医はNight shitというコンセプトは通じませんでした。
こちらではエコーなども遠隔で確認できます。
(経食道心エコー:TEEはさすがに専門医がしなければいけないということですが)
自分の親しく勉強させてもらってるSri先生によれば、当直は月に1回程度Weekend1回という感じみたいです。
日本でのオンコールを考えるとパラダイスですね。あと、エフォートは40-60%ぐらいClinicalなようです。
(注:エフォートというのはまだ若手の医師にはなじみがないかもですが、日本でも米国でも臨床研究家は自分のトータルで割り当てられた時間をどのくらい臨床、どのくらい研究やその他行うに当てはめるか?ということも重要です。大体の科研費などの申請においてもエフォートは記載します。もちろん日本では多少形骸化されている部分もありますが、、、)
まずデータは?
動物実験だとその管理も含めて現地で実践する必要があるでしょうけど、
データを扱うような研究室だとデータとそれを処理するソフトウェアがあればどこでも実践は可能です。リモートしやすい環境です。
自分の所属する大学の研究室?では、まず大学内の安全とされるShare driveがあり、そこですべての作業を実践します。
オンラインのクラウドとして有名なAWSでも同じことですが規模の小さいものはシェアドライブで十分稼働します
(こちらの方がITリテラシーの高くない一般の研究者には使いやすいでしょう)
通常このようなデータは大学内でしかアクセスできないようになっていると思います。
そこで解決するのが
リモートデスクトップ
です。リモートデスクトップは実際にGoogle Chromeでも実装されていますし、
Zoomを用いて相手のPCのリモート操作可能なことからも実装は可能ですが、結構日本だとセキュリティが、、、とか
うるさくて実装できていないような気がします。これはありがたいです。
PulseSecureというアプリを用いてVPN接続し、Windows10標準のリモートデスクトップアプリでオープンするだけです。
解析などはSharedriveの中で実践するので、データもそこで保存します。むしろ取り出してはいけません。
ミーティングは?
ちなみに最近話題のこの遠隔ビデオミーティングのシステムに関してはこの辺で議論してました。
一応以前のスレッドと個人的感想
Zoom:スライド共有綺麗、強
WebEx:安心Cisco、 価格高
Skype:普及率高。重い、スライド共有悪https://t.co/qtC3iWBS6x; アプリDL不要。画質悪
Messenger:普及率高、共有難
LINE:普及率高、PC難https://t.co/8rk94eObLH
— 水野篤@心臓の医者 (@atmizu) February 20, 2020
残念ながら、まだ自分の研究室ではオンラインミーティングはテレカンだけです。
自分の参加しているMaster courseではBlue jeansを用いてますが、Zoomだけしっておけば十分です。
これでデータもミーティングも完全に自宅にいながら実践可能です。
データの取り出しは?
それでもデータは大学内デスクトップではなく、プレゼンに使用したり、必要だと思います。
そのように加工済みのデータは他のデータドライブ・フォルダで保存します。もちろんメールなどで共有する人もいらっしゃるでしょうけど。
ペンシルバニア大学ではその他にPennBoxというものを提供しており、こちらでは【容量無制限】ということを最近はじめて聞きました!!これは便利です。
(正直Dropboxを使う気がDorpbox を使う気がなくなります。もちろん、共有して調整するにはこちらがよいと思いますが。。。)
もし、まっさらの状況からDocumentの調整や、Excelのようなもので複数人でリストを作成する場合は
間違いなく、Google document、スプレッドシートがオススメです。
良い点
・同時に編集できる(相手が文字を入力しているのが見えるのは結構感動です。
・変更履歴が残る(前の履歴に一瞬で戻れますし、知らない間の変更も確認できます)
・ダウンロードも可能
・Word・Excelなどをアップロードしてすぐ編集可能なドキュメント・スプレッドシートに変更される
・早い
悪い点
・ショートカットがMicrosoftと一致しない
(Excelの行削除などのショートカットが違うのは相当面倒)
・Wordのページや文字カウントがずれる
・数式も少々難あり
・デザインはMicrosoftの方が気分良い(個人的感想。さらにMac userには嫌がられるだろう)
・Googleのスライド(PPTの代わり)もあるがこれは相当使いにくい。フォントもいまいち。
良い点悪い点ありますが、Googleの同時性は強いです。
この同時性は今の時代になくてはならないので無駄を省くにはGoogle documentは重要な選択肢となります。
データドライブ・フォルダの保存でDropboxで最新版にしてゆくのもいいのですが、使ってみた感触では同時性は感じにくいです。(”最新版があります”などと途中ででてくるとやる気を失う)
こないだこちらの方と一緒にManuscriptの編集したときにはGoogle document使ってましたが。。。まぁ便利なものは日本でも海外でも同じです。
時間の使い方2.0?
今、米国のペンシルバニアというところにいます。時差はサマータイムになり13時間です。
こちらで仕事をして、夕方以降に日本は朝を迎えます。これが何を意味するかというと、日本と仕事をすると夜寝れなくなります(笑)
日本にいるときにもそのような感じがありましたが、働き方改革どころかリモートワーク・遠隔業務、国際化は休む暇を与えなくさせるレベルです。
もちろんオンラインミーティングしながら、画面消して食事したり、お手洗いに行ったりもできますが、結構睡眠時間を削ってゆくことになります。
7~8年前ぐらいからこういう傾向があって、米国での仕事が主流となるとこれは実感します。
働きまくっている人は永遠に働きまくってます。
TwitterやFacebookなどのコミュニケーションのアプリ、そして今回のリモートワークに有効なアプリ、
我々はどこまで仕事に時間を割きながらやってゆくのか、そして仕事の深さをどのように自分で調整するのかを本当に問われています。
また、マルチタスクはどうしても浅くなりがちです。ただ迅速性も欲しい。
そんな悩みはどのビジネスマンも持っていると思いますので
是非目の前の積み重なるタスクに全力でチャレンジしながら色々情報共有できたらうれしいなぁと思う次第です。
また記事も改変してゆきますのでご指導を~~!!!
さて、アイキャッチを変更してみたが、どこがどうなるのかよくわかってないので、御容赦を。。。。